ロッコツ、オレタ | ワイン総進撃

ロッコツ、オレタ

3トンの鉄をバキュームリフトで運んでいたら。

8個ついている吸盤が一斉に外れて。

(メーカーは、そんな事は起きるはずがない、と言っているが)

鉄が落下した反動で、リフトが跳ね上がり。

一点釣りのリフトなので「てんびん」で踊りますわな。

それが私の方に飛んで来たのだ。

その間、1秒とちょっと。

よける間もなく胸で1.5トンのリフトを受け止めて。

2メートルほどの深さの廃材を入れる鉄の箱の中に落とされ。

それでもリフトは私めがけて落下し続けたのです。

ギシギシギシッと胸がきしむ音が聞こえたよ。

手に握ったクレーンのリモコンは、ずっと逆方向に動くように押しっぱなしだったけれど。

ものすごい力だから、そう簡単に逆方向に動かんのだ。

歩いていて、出会い頭にバイクを「はねて」、どうもなかった私ではありますが。

1トン以上のものには勝てませんでした、はい。

「鋼のワインアドバイザー」には、こういう危険がつきものなのです。